2.生まれ堕ちた環境
誰もが自分の生まれつく場所を自分で選ぶことができない。
成功する人種は、もうその80%は既に生まれついた時点で成功者へのレールが約束されているようなものだ。
ある程度のレールが敷かれている。
それを活かすか殺すかは自分次第であるが、スタートが平均値より上位である。
そのような境遇はラッキーとしか言いようがない。
それに反して生まれついた環境が俗にいう恵まれない最悪の環境であった場合は見るに耐えない苦労を強いられることとなる。
それを恨んでも仕方がない
それは自分の運の強さが決めることだからだ。
私は私の生まれた境遇を呪って恨んで生きてきた。
誰が普通を決めたのか?
何が普通なのか?
それは誰にもわからない。
ある程度の数値を統計し平均化することでしか、普通や常識は測れないからである。
時と共にその時代の普通は変貌してゆくであろう。
しかし、どの時代にも明らかな普通から逸脱したものは、やはりどの時代をとってみても、常軌から逸しているであろう。
私は私の人生を恨んでいた。
今でもそれは変わらない。
変わることはない。
しかし、真実を記していくことでみえてくるものがある
なぜだかそんな気がしている。
だから私は物書きをすることに決めた。
私自身のために。
そして、これから何かが変わってゆく、そんな希望を求める者のために。