myfamの実話録

最悪を知るからありふれた幸せを知ることができる

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

15.自由は孤独と同義語である

人間は一人だ。 家族や友達、周りの人‥色んな人間が渦巻く環境で結局はたった一人なのだ。 生きていく上で、自分しか頼れない。 人間というのは、極端に自分に負担になることを恐れる。 信頼している人間であっても自分が負荷をかけ過ぎれば、その人は恐らく…

14.母親は人間の皮を被った悪魔だった

ガチャ リビングの重い戸を開けると、母親と晃の姿があった。 今夜はお鍋だ。 私はおそるおそる、自分の席に着く。 「いただきます‥」 私が手を合わせてそう言ったその時だった‥ 「みて」 母親はそう言い、顔の横に左手を持っていき、左手の甲をこちらに向け…

13.母親と家庭内別居

高校生の頃のこと、母親に言われた忘れられない言葉がある。 告白され、とても優しいその男の子とお付き合いをすることになった。 母親はそのことを知り、表情が変わった。 そして一言、こう言った。 「あんたの彼氏くらい、私が手のひらで転がしたらイチコ…

12.娘はみた。晃という男と母親の不倫、妻との修羅場

高校を卒業後私は看護学校に進学した。 もちろん、お金は全て自分で貯めたものだ。 そして、看護学校の学費も奨学金制度を利用し自分で全てまかなった。 看護学校は想像を絶するほどの大変さだった。 先生は看護師免許を持つものが教員免許を取り学生達に指…

11.母親の二面性

虐待 近年ニュースなどでよく目にするワードだ。 なぜ虐待を受けている子供は親の元へ帰ろうとするのだろうか。 子供は親が絶対的存在で、恐れを抱いている。 また、それとは全く逆の、愛情といった感情もある。 母親が自分を傷つけるのは母親ではなく、自分…

10.精神的虐待の脅威

母親に愛されていないということを知る言動は多くあったに違いない。 これまで、実に酷い言葉を浴びせられてきた。 だが、私は母親に一切、殴られたりしたことはないのだ。 身体的暴力は受けていない。 だからなのか‥時々わからなくなる。 これは、虐待では…

9.自己否定感はこうして生まれた

憲が一緒に暮らすようになって、母親が夜に水商売の仕事へ出ている間は憲と二人で過ごす夜が何度かあった。 私は母親を怒らせたくないので、なるべく憲と仲良くしないように心がけていたが憲はそんなことを知る由もない。 だから、避けようとする私と仲良く…

8.幼児期のストレスによる精神病

幼児期のストレスが脳に影響を及ぼし様々な精神病の発症に深く関わることが多いといわれている。 身体的・精神的虐待、性的虐待、ネグレクト(育児放棄)、養育者との分離、および片親の損失などである。 私もまた、そうした幼少期を過ごすことにより精神病…

7.11歳で気付いたことは母親に愛されていないということ

松山さんと付き合っている時は、松山さんのことを母親がそんなに好きなわけではなかった。 松山さんが母親のタイプではなかったためだ。 このため娘と松山さんが仲良くなってもなにも思わなかったのだろう。むしろ、仲良くして松山さんの気を引けばお金がも…

6.母親による娘への嫉妬と攻撃

ある夜、母親は水商売の仕事へ行き憲はその日バーテンダーの仕事は休みだった。 姉はもう中学生になっており柄の悪い先輩とつるみはじめており、家に帰らない日もしばしばあった。 それに対して母親は何も干渉していないようだった。 そして憲と二人で過ごす…

5.母親が惚れた男

私が小学低学年の頃、母親は幾人かの男性を家に連れてきては私達子供に会わせた。 妻のいる柄の大きい男、ケーキ屋の男、そして次に連れてきたのはブランドショップを経営していた松山さんという男だった。 母親は私に自分の連れてきた男にいい顔をするよう…

4.決死の防衛反応ー9歳ー

他人の不幸な生い立ちなんて誰が聞きたいだろう。 不幸なおとぎ話にも必ず胸が温かくなるようなエピソードがある。 否、不幸だからこそ、みつけだせる‥そんなエピソードがある。 私はその見え隠れしている、シークレットエピソードを探し続けている。 ーーー…

3.自画自賛は自己否定の裏返しである

幼少期、私は私自身をとても幸せな人生で、とても愛されており、そして恵まれていると思い込んでいた。 なぜなら、母親が私にそう言い聞かせていたからだ。 母子家庭に育った私は父親の顔さえ知らない ただわかるのは、私の父親が養育費も払わないとても最低…

2.生まれ堕ちた環境

誰もが自分の生まれつく場所を自分で選ぶことができない。 成功する人種は、もうその80%は既に生まれついた時点で成功者へのレールが約束されているようなものだ。 ある程度のレールが敷かれている。 それを活かすか殺すかは自分次第であるが、スタートが平…

1.はじめに

このブログは個人運営であり、一切のフィクションはなしとする。綺麗事が溢れている現実では言えない真実私は誰のためでもなくただ私の中の現実を、ありのままに記したい。そして、私の中の二つの自分を統括しコントロールする術をみつけたい。そのために全…